
コラム
【歯周病】歯茎が貼れている原因とは|予防と改善方法について解説
2023年8月1日
広島市にある歯医者【中西歯科医院】です。今回は歯茎が剥がれている原因について詳しく解説します。歯周病は歯と歯茎を支える組織の炎症を引き起こす疾患であり、その進行により歯茎が剥がれることがあります。
歯周病とは
歯周病は、歯と歯茎を支える組織である歯周組織が炎症を起こす疾患の総称です。主な症状には歯茎の腫れや出血、歯がぐらつくなどがあります。進行すると歯茎が剥がれてしまうこともあります。
歯茎が剥がれてしまう原因とは
歯茎が剥がれてしまう原因は複数ありますが、主な要因を以下に示します。
・歯垢と歯石の蓄積
歯垢や歯石が歯と歯茎の境目に溜まると、細菌の繁殖が進みます。それにより、歯茎に炎症が起こり、腫れや出血が生じることがあります。長期間にわたって放置されると、歯茎が剥がれる原因となります。
・歯ブラシの過剰な力の使用
歯を磨く際に歯ブラシを強く押し付けると、歯茎に対して過度の刺激を与えることになります。これにより、歯茎が剥がれてしまうことがあります。
・栄養不足と免疫力の低下
栄養不足や免疫力の低下は、体内の細菌との戦いにおいて不利になります。免疫力の低下により、歯周組織の炎症が慢性化し、歯茎の剥がれを引き起こす可能性があります。
歯茎の剥がれを防ぐ予防法
歯茎の剥がれを防ぐためには、以下の予防法が重要です。
・正しい歯磨きの方法
歯垢と歯石の蓄積を防ぐためには、正しい歯磨きの方法を実践することが大切です。歯ブラシを45度の角度で歯茎に対して優しく動かすよう心掛けましょう。
・口腔ケアの重要性
歯周病の予防には、定期的な歯科検診と歯石のクリーニングが必要です。歯科医師の指示に従い、口腔ケアをしっかり行いましょう。
・バランスのとれた食生活
栄養バランスの取れた食生活を心掛けることも重要です。特にビタミンCやカルシウムを豊富に含む食品を摂取することで、免疫力の向上に寄与します。
・ストレス管理
ストレスは免疫力の低下に繋がる要因の一つです。ストレスを溜め込まないような工夫をし、リラックスする時間を持つことが大切です。
歯茎が剥がれた場合の改善方法
歯茎が剥がれてしまった場合は、早めに歯科医師の診断と治療を受けることが重要です。
・歯科医師の診断と治療法
歯科医師は専門知識を持っており、正確な診断を行い適切な治療法を提案します。個々の症状に合わせて治療を行い、歯茎の健康を取り戻しましょう。
・歯周ポケット洗浄
歯周ポケット洗浄は、歯と歯茎の境目にあるポケット内の歯垢や歯石を除去する方法です。歯科医師が専用の器具を使用して丁寧に洗浄します。
・抗生物質の使用
一部の場合には、抗生物質の使用が必要となることもあります。抗生物質により細菌の繁殖を抑え、炎症を改善する効果が期待されます。
歯周病と全身の健康との関係
歯周病は口腔内だけでなく、全身の健康にも影響を与えることが知られています。
・心臓病との関連性
歯周病の炎症が全身に広がると、心臓病との関連性が指摘されています。歯周病を予防・治療することで、心臓病のリスクを減少させることが期待されます。
・糖尿病との関連性
歯周病の炎症は血糖値のコントロールを悪化させる可能性があり、糖尿病の進行を促進することがあります。糖尿病患者は歯周病への注意が必要です。
・妊娠との関連性
妊娠中の歯周病は早産や低体重児のリスクを増加させるとされています。妊娠中もしっかりとした口腔ケアが重要です。
広島市で歯周病のことなら中西歯科医院へ
歯茎が剥がれてしまう問題は、歯周病の進行が原因となる場合が多いことが分かりました。歯垢や歯石の蓄積、歯ブラシの過剰な力の使用、栄養不足や免疫力の低下が、歯茎の健康に影響を及ぼす要因となります。そのため、正しい歯磨きの方法や口腔ケアの重要性を理解し、バランスのとれた食生活とストレス管理を心掛けることが大切です。また、歯茎が剥がれた場合には、早めに歯科医師の診断と治療を受けることが重要です。歯科医師の専門知識による適切な治療によって、歯茎の健康を取り戻しましょう。さらに、歯周病は口腔内だけでなく全身の健康にも影響を及ぼすため、予防に努めることが必要です。広島市で歯周病のことなら、【中西歯科医院】にご相談ください。