コラム
あらゆる生活シーンにフィット!精密義歯(入れ歯)がよく噛める秘密
2022年9月1日
こんにちは。
広島市の「中西歯科医院」です。
「食べる」「話す」を楽しむためには、しっかり噛めることが重要です。
天然の歯だけでなく、入れ歯でも同じことがいえます。
入れ歯でもあきらめずに、しっかり噛んで健康的な毎日を過ごしてほしいものです。
そこでよく噛める「精密義歯」をご紹介します。
入れ歯を製作する際は、まず歯型を取ります。一般的な方法としては、粘土のような印象材を乗せたトレーをお口の中に入れて、固まるまでそのまましばらくお待ちいただきます。
完成した歯型を元にして、入れ歯を製作します。
歯型通りに作った入れ歯なのに、装着してみると「噛めない」「ずれる」となるのはなぜでしょう?
私たちが食べたり話したりするとき、お口の中は顎の関節、お顔まわりの筋肉などが複雑に絡み合って動きます。
お口の中が人それぞれ違うように、動きにも癖のようなものがあって当然ですよね。
お口の中を動かしていない状態で歯型を取っているのだから、動いたときにずれるのは仕方のないことだったのです。
ではどのようにすれば、動きに合わせた入れ歯を作れるのでしょうか?
じつは、製作の工程に秘密があるのです。
いきなり入れ歯を作るのでなく、まずは診断用の入れ歯を製作します。
入れ歯の床に白いクッションのようなものを貼り付けて、1カ月ほど過ごしていただきます。
固まらない型取り材のようなものですので、お話しするとき、食べるときなど、日常生活のあらゆるシーンで噛み合わせの位置やお口の動きを記録していくのです。
痛みや不具合が見つかれば、歯を動かしたり、削ったりしながら調整して、しっかり噛めるポジションを見つけます。
このようにして記録されたお口の動きを反映させた入れ歯を製作します。
お口の動きにぴったりあった入れ歯だからこそ、「ずれない」、「しっかり噛める」が可能となるのです。
時間はかかりますが、丁寧にしっかりと整えることで、「身体の一部」となる入れ歯が出来上がります。
製作後のメンテナンスもおまかせください。
入れ歯でもおいしく食べて、いきいきとした毎日を過ごしていただくのが私たちの願いです。
合わない入れ歯でお悩みの方は、ぜひ一度「中西歯科医院」までご相談ください。