新しい視点の矯正治療
子どもの「顎顔面矯正」
子どもの歯列矯正を、
「歯並びを改善するためのもの」
と思ってはいませんか?
「顎顔面矯正」は、今までの矯正治療とは違う、新しい視点から考案されました。
顎顔面矯正では、固定式の急速拡大装置を装着して、顎を的確なサイズに広げます。この治療方法によって、お子さんの顎骨や顔骨、鼻腔が適切に育つようにサポートでき、健康的な身体づくりにつながります。
顎骨の発育不足が
増えています!
~顎骨の発育不足で
起こること~
- 顎のサイズが小さい
- 歯並び・かみ合わせが悪い
- 口呼吸になりやすい
特に口呼吸になると、体内に入る湿度・温度が調整されず、また細菌やウイルスなども体内に直接取り込んでしまうことになります。
その結果、風邪やぜん息になりやすくなったり、鼻づまりが増えたり、睡眠が不十分になるなどの悪影響が起こります。また、睡眠時無呼吸症候群、中耳炎、おねしょ、扁桃腺炎、猫背などのリスクも高まると言われています。
口呼吸で身体に起こる
悪影響とは
鼻呼吸は健康維持に
重要です!
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1.空気を加湿する
鼻から呼吸すると、空気の湿度が90%以上まで高まり、呼吸器系が乾燥するのを防げます。つまり加湿器のような働きをしています。
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2.空気中の汚れを取り除く
鼻の中を空気が通り抜けることで、空気中に含まれているウイルスや細菌、ホコリ、花粉などをある程度取り除くことができます。つまり空気清浄機のような働きをするのです。
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3.空気をほどよい温度に
調整する鼻から呼吸すると、空気が冷えていても36度前後まで温めることができ、冷たい空気が体内に入り込むことで抵抗力が低下するのを防げます。つまり暖房のような働きです。
また、鼻呼吸は口呼吸に比べて回数が多く、喚起する量も多いのです。そのため、体に取りこむ酸素も増え、脳が活性化したり身体の働きが向上する可能性もあります。
顎の発達が不十分=
顎の機能まで不十分
になることも…
- ●鼻腔(鼻の中の空気が通る箇所)が狭くなり、呼吸しにくくなる
- ●鼻呼吸しにくいために、口呼吸になる
- ●下顎の発達が不十分なために、舌の動きが悪くなる
- ●舌の動きが悪いために、食べ物をしっかり噛みづらい
- ●舌の動きが悪いために、しっかりと発音しづらい
- ●顎のサイズが小さいために、歯並びが悪くなる
- ●顎のサイズが小さいために、顔つきにも影響する
- ●顎が未発達なために、姿勢にも影響する
顎骨の発育はこうしてお口周りだけでなく、体内や筋肉バランス、姿勢など、全身の健康にまで影響することになるのです。
顎顔面矯正は
「適切な骨格の発育」
をめざします
顎顔面矯正ができるのは
「5~11歳ごろ」だけ
乳歯の不正咬合は90%
以上自然治癒しません
顎顔面矯正で使う
「急速拡大装置」
顎顔面矯正では矯正装置として、「急速拡大装置」を使用します。
最初に急速拡大装置をお子さんの上顎に合わせて製作し、できあがった急速拡大装置を上顎の内側に装着します。急速拡大装置の中央部にある調整ネジを回すと装置の横幅が広がるため、上顎の骨にも横向きの力がかかるのです。
こうして上顎の骨を横に広げながら成長させていきます。
顎顔面矯正はどのくらいで
終わる?治療費用は?
一般的な顎顔面矯正の治療期間は「2~3年」です。ただし、12歳臼歯が生えるまでチェックを続けるのがおすすめです。
できるだけ早い年齢から治療を始めていただくと、拡大装置をつけた時の違和感にも早く慣れるので、お子さんの負担を抑えられます。
なお、顎顔面矯正の治療費用は33万円(税込)です。
お口周りも全身も健康な
お子さんの毎日のために
もっと詳しく知りたい方のために
無料相談を行っています
歯並びやかみ合わせ、顎の大きさなどが気になったら、できるだけ早めのご来院をおすすめしています。
気になることやお悩み、わからないこともお尋ねください。なお無料相談には、お子さんもご一緒にご来院ください。
お口の状態を確認し、適切な矯正治療の方法、治療の開始時期をご説明します。
- ※ご相談には10~15分の時間をいただいています。
- ※ご相談時間が確保できるように、ご予約時に「無料相談を希望」とお伝えください。
顎顔面矯正のQ&A
急速拡大装置は痛くない?
顎の骨に無理な負担をかけないため、痛みはほとんどありません。
急速拡大装置は目立たないの?
上顎の内側に装着するため、外からは見えづらいのが特徴です。ワイヤー矯正に比べると目立たないと言えます。
急速拡大装置をつけると違和感はある?
装着してしばらくの間は違和感があります。ただし、お子さんは大人よりも早く順応するため、慣れるのも早いです。お子さんが嫌がらないためにも、早めの治療開始をおすすめします。
顎顔面矯正はどんな子どもにおすすめ?
顎のサイズが小さいお子さん、口呼吸をしていて上顎が十分に成長していないお子さんにおすすめです。
急速拡大装置は取りはずせる?
固定式のため、取りはずすことはできません。
急速拡大装置は床矯正と同じもの?
固定式のためどちらも顎骨を広げるためのものですが、急速拡大装置は固定式で短期間のうちに、床矯正は取り外し式でどちらかというと緩やかに効果を上げます。