日曜・祝日 休診
診療時間 9:15〜13:00 / 14:30〜18:00
※金曜のみ午後は15:00から

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新しい視点の矯正治療
子どもの「顎顔面矯正」

子どもの歯列矯正を、
「歯並びを改善するためのもの」
と思ってはいませんか?


「顎顔面矯正」は、今までの矯正治療とは違う、新しい視点から考案されました。

顎顔面矯正では、固定式の急速拡大装置を装着して、顎を的確なサイズに広げます。この治療方法によって、お子さんの顎骨や顔骨、鼻腔が適切に育つようにサポートでき、健康的な身体づくりにつながります。

顎骨の発育不足が
増えています!

当院が顎顔面矯正を導入したのは、子どもたちの顎骨の発達が気がかりとなったからです。

最近の食事には柔らかくてしっかり噛まなくても食べられるものが増えています。そのため、顎を十分に使う機会が少なくなり、従来の骨格に比べて小さく育つ傾向があります。
その一方で、歯のサイズは大きなまま。
つまり、顎は小さくなっても歯が生えるのに必要なスペースは変わっていないのです。

そのため狭いスペースに歯が生えることになり、デコボコの悪い歯並びになってしまいます。

~顎骨の発育不足で
起こること~

  • 顎のサイズが小さい
  • 歯並び・かみ合わせが悪い
  • 口呼吸になりやすい

特に口呼吸になると、体内に入る湿度・温度が調整されず、また細菌やウイルスなども体内に直接取り込んでしまうことになります。
その結果、風邪やぜん息になりやすくなったり、鼻づまりが増えたり、睡眠が不十分になるなどの悪影響が起こります。また、睡眠時無呼吸症候群、中耳炎、おねしょ、扁桃腺炎、猫背などのリスクも高まると言われています。

口呼吸で身体に起こる
悪影響とは

  • 風邪(ウイルスや細菌、ほこり、花粉などが鼻の中でガードされずに直接体内に入り込むため)
  • ぜんそく
  • 鼻づまり
  • 睡眠の質が悪くなる
  • アレルギー疾患のリスクが高くなる
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • いびき
  • 中耳炎
  • おねしょ
  • 扁桃炎
  • 猫背、姿勢が悪くなる
  • むし歯(口が乾燥してだ液の働きがにぶくなるため)
  • 口臭の悪化

鼻呼吸は健康維持に
重要です!

ここ数十年の間に鼻ではなく口から呼吸する人が増えてきました。
でも本来、人間を含むほ乳類の呼吸は鼻呼吸です。口ではなく鼻からの呼吸は、人間の健康づくりに欠かせません。
鼻は空気を取り込むだけでなく、次の3つの働きもしているからです。

  • 1.空気を加湿する

    鼻から呼吸すると、空気の湿度が90%以上まで高まり、呼吸器系が乾燥するのを防げます。つまり加湿器のような働きをしています。

  • 2.空気中の汚れを取り除く

    鼻の中を空気が通り抜けることで、空気中に含まれているウイルスや細菌、ホコリ、花粉などをある程度取り除くことができます。つまり空気清浄機のような働きをするのです。

  • 3.空気をほどよい温度に
    調整する

    鼻から呼吸すると、空気が冷えていても36度前後まで温めることができ、冷たい空気が体内に入り込むことで抵抗力が低下するのを防げます。つまり暖房のような働きです。

また、鼻呼吸は口呼吸に比べて回数が多く、喚起する量も多いのです。そのため、体に取りこむ酸素も増え、脳が活性化したり身体の働きが向上する可能性もあります。

顎の発達が不十分=
顎の機能まで不十分
になることも…

顎が十分に発達しないと、顎のサイズが小さくなり、さまざまな顎の機能までが十分に働かない可能性があります。
具体的には次のようなことが起こるかもしれないのです。

  • 鼻腔(鼻の中の空気が通る箇所)が狭くなり、呼吸しにくくなる
  • 鼻呼吸しにくいために、口呼吸になる
  • 下顎の発達が不十分なために、舌の動きが悪くなる
  • 舌の動きが悪いために、食べ物をしっかり噛みづらい
  • 舌の動きが悪いために、しっかりと発音しづらい
  • 顎のサイズが小さいために、歯並びが悪くなる
  • 顎のサイズが小さいために、顔つきにも影響する
  • 顎が未発達なために、姿勢にも影響する

顎骨の発育はこうしてお口周りだけでなく、体内や筋肉バランス、姿勢など、全身の健康にまで影響することになるのです。

顎顔面矯正は
「適切な骨格の発育」
をめざします

当院でも行っている顎顔面矯正は、お口周りの骨格を小さ過ぎない適切なサイズに発育するよう促します。お口周りの骨格が適切に発育することで、歯並びが悪くなりにくくなり、さらに鼻腔や気道の状態も改善されて、全身の健康づくりに役立ちます。

お子さんが「今」はもちろん、「大人になった将来」も健康的な生活を送れるように、当院ではお口周りの治療を通してサポートいたします。

顎顔面矯正ができるのは
「5~11歳ごろ」だけ

顎顔面矯正の治療対象は、顎の骨が著しく発達する5~11歳ごろです。なお12歳以上のお子さんはお口の中を見て、顎顔面矯正が適応かどうか要相談となります。
これは、顎の適切な発達を促すためには「顎が大きく成長する時期」に顎顔面矯正を行う必要があるからです。

上顎は、6歳ごろまでで大人の約90%まで発達します。12歳ごろには上顎の成長はほぼ終わってしまいます。そのため、すべての永久歯が生え替わる12歳ごろまで様子を見ていると、顎顔面矯正は受けられなくなってしまうのです。

顎の発達を促したい、お子さんの不正咬合を防ぎたいとお考えの保護者の方は、ぜひお早めにご相談ください。

乳歯の不正咬合は90%
以上自然治癒しません

乳歯を反対咬合のまま放置した場合、永久歯に生え替わるとともに治る確率は6.4%しかない、という話をご存知ですか?

そのうち改善するかもしれないから、と気になる歯並びを放置していても改善しないことが多いのです。長年様子を見ているうちに10歳以上になり、顎顔面矯正を受けられなくなるケースもありえます。

適切なタイミングで顎顔面矯正などの矯正治療を始めるためにも、歯並びやかみ合わせが気になったら、ぜひお早めに診察にお越しください。

顎顔面矯正で使う
「急速拡大装置」

顎顔面矯正では矯正装置として、「急速拡大装置」を使用します。
最初に急速拡大装置をお子さんの上顎に合わせて製作し、できあがった急速拡大装置を上顎の内側に装着します。急速拡大装置の中央部にある調整ネジを回すと装置の横幅が広がるため、上顎の骨にも横向きの力がかかるのです。
こうして上顎の骨を横に広げながら成長させていきます。

顎顔面矯正はどのくらいで
終わる?治療費用は?

一般的な顎顔面矯正の治療期間は「2~3年」です。ただし、12歳臼歯が生えるまでチェックを続けるのがおすすめです。
できるだけ早い年齢から治療を始めていただくと、拡大装置をつけた時の違和感にも早く慣れるので、お子さんの負担を抑えられます。

なお、顎顔面矯正の治療費用は33万円(税込)です。

お口周りも全身も健康な
お子さんの毎日のために

歯並びは外からも見えるため気になりやすいものです。
でも、その悪い歯並びが顎の発育が不十分で起こったものなら、顎が十分に発育するように促すアプローチが必要です。

顎顔面矯正によって顎が適切に発達すると、口呼吸が改善されて、風邪や病気のリスクが減り、睡眠の質もよくなり、姿勢も整いやすくなります。もちろん永久歯の歯並びも整いやすくなるのです。

お子さんが健康的で適切に発達した身体に育つことで、将来の生き方も変わるかもしれません。
当院の顎顔面矯正が、そんな子どもたちの未来への応援になるよう願っています。

もっと詳しく知りたい方のために
無料相談を行っています

歯並びやかみ合わせ、顎の大きさなどが気になったら、できるだけ早めのご来院をおすすめしています。
気になることやお悩み、わからないこともお尋ねください。なお無料相談には、お子さんもご一緒にご来院ください。
お口の状態を確認し、適切な矯正治療の方法、治療の開始時期をご説明します。

お問い合わせは電話にてtel.0120-25-6480

  • ご相談には10~15分の時間をいただいています。
  • ご相談時間が確保できるように、ご予約時に「無料相談を希望」とお伝えください。

顎顔面矯正のQ&A

急速拡大装置は痛くない?

顎の骨に無理な負担をかけないため、痛みはほとんどありません。

急速拡大装置は目立たないの?

上顎の内側に装着するため、外からは見えづらいのが特徴です。ワイヤー矯正に比べると目立たないと言えます。

急速拡大装置をつけると違和感はある?

装着してしばらくの間は違和感があります。ただし、お子さんは大人よりも早く順応するため、慣れるのも早いです。お子さんが嫌がらないためにも、早めの治療開始をおすすめします。

顎顔面矯正はどんな子どもにおすすめ?

顎のサイズが小さいお子さん、口呼吸をしていて上顎が十分に成長していないお子さんにおすすめです。

急速拡大装置は取りはずせる?

固定式のため、取りはずすことはできません。

急速拡大装置は床矯正と同じもの?

固定式のためどちらも顎骨を広げるためのものですが、急速拡大装置は固定式で短期間のうちに、床矯正は取り外し式でどちらかというと緩やかに効果を上げます。