2022年12月7日

こんにちわ

広島市南区の歯医者さん　中西歯科医院　副院長　中西茂です

　この度、中西保二（父）が念願叶い自身の書籍を出版する事となりました。多くの方々に健康な歯になっていただきたい、人生１００年時代に健康長寿を延伸していただきたいという思いから形になった本です。

是非皆さまに目を通していただきたく父に代わり２０２３年１月１５日に出版されるこの本を紹介させていただきたいと思います。

　父の性格は、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、猪突猛進で、良いと思ったものはすぐに取り入れる性格です。父には面白いエピソードがたくさんあります。その一部を紹介します。健康に良いと言われた遠赤外線のパンツがあれば紹介し、レントゲン室で試着してもらい薦めてみたり、足心棒にハマった時は常に胸ポケットに入れ、抜歯の後の除痛に肩や足のツボを押してみたり、病気が治るという塩があると聞けば沖縄までその塩を買いに行き、院内に盛り塩をしてみたりと、かなりユニークな性格です。昔話を聞いているといつも笑い話になります。

最近では水素ボトルや水素浄水器、ホルミシス、８ダイヤモンド、マッサージ機、ウォーキングシューズ、天然蜂蜜、新海苔、サプリメントなど良いと思ったものはすぐ大量に購入しています。

息子の目から見ても疑う事を知らない、好奇心旺盛な性格だなぁと感心します。

　そんな父とは２０１７年３月から一緒に仕事をし始めました。２０１６年１１月頃から突然手や足や体に少し痒みが出始め、皮膚科を受診した所、難病である類天疱瘡と診断されました。皮膚科を２軒３軒転々とする父。どの皮膚科も抗生剤とステロイドの処方だけ。一向に治らない類天疱瘡で全身がかぶれ、父の耳は片耳だけ倍くらい腫れ上がる時もありました。抗生剤を飲み、外用薬を使って１ヶ月経過しましたが、水疱と痒みは一向に改善しませんでした。以後全く薬を飲まなくなった父。『薬は対症療法だ！絶対に薬では治らない！』と強く感じたそうです。

　２０１７年６月、酵素栄養学の師である鶴見隆史先生に出会い、そこから父の『食事で病気を治す！』という食養生が始まりました。その方法は、半断食をして体質を根本から改善していくというもので以下のコースになります。

半断食Aコース（朝食　野菜おろし、梅干し１個、昼食　梅干し１個、夕食　野菜おろし、梅干し１個）

半断食Bコース（Aコース＋夕食にフルーツ追加）

半断食Cコース（Aコース＋朝食にフルーツ、夕食に漬物、味噌汁追加）

肉、ご飯、お酒をやめてA+B+Cコースと半断食を進めると、みるみるうちにげっそりしていく父。１ヶ月後６１キロあった体重は５４キロになっていました。見かねた僕らは『もう肉やご飯を食べた方がいいんじゃないん？』と声をかけてみましたが、『鶴見先生を信じる』という父。何か強い意志を感じました。

好転反応に苦しむ父でしたが、半断食を始めて３ヶ月。体重も６２キロまで戻っていました。全身ただれていた皮膚も綺麗になり、痒みもひいたようです。

半断食前

半断食後

以下　父から鶴見先生へ送ったお礼メール

『鶴見先生　お陰様で皮膚疾患、類天疱瘡が大分良くなりました。あの痒みがなくなりました。痛いのもかないませんがこの度の痒さは、痛い以上の辛さでした。

先生に見ていただいたのが６月３日。あれから３ヶ月経過しました。半断食を２ヶ月実行して、痛みも止まらず気持ちが揺らいでいましたが、今は快方に向かい皮膚も元のようになりつつあります。

昨年の１２月に発症して、皮膚科に３軒かかり、ステロイドや抗生剤を頂きましたが、薬は最大の酵素阻害剤だということで使用中止。１０ヶ月近くかかりましたが、身体が良くなっていくことを実感しています。

鶴見先生の著書がご縁で、導かれるように鶴見先生にお会いすることが出来ました。また鶴見先生のお陰で類天疱瘡という難病の皮膚疾患を克服することが出来ました。色々と貴重なアドバイスをありがとうございました。

これからは、この度の体験を生かし歯科医師として予防の大切さを説くと共に悪しき食習慣を正すよう導くことで、生老病死の中の「病」を克服されて、多くの患者さんが「健康長寿」を全うされますようにと願い、努力をするつもりです』

　その後、父は鶴見酵素栄養学セミナーを３年間受講し、そこで習った食養生を患者さんに今日も発信しています。肉、乳製品（牛乳、チーズ、ヨーグルトなど）、小麦粉（パン、パスタ、ラーメン、うどんなど）は類天疱瘡発症以降、父は全く食べていません。私も父の影響を受け食べなくなりました。

　当院は『歯の寿命を伸ばす会』に入会し、患者さんに歯の大切さを様々な方法を使って伝えるよう心がけています。「歯を大切に残す事」と「食養生による健康な身体を作る」という院長の歯科医師歴５０年の集大成、熱い思いがこもった本です。たくさんの方に読んでいただき、人生１００年時代に健康長寿を全うしていただきたいという思いで、父の本を紹介させていただきます。

　長文になりましたが、皆様の健康の一助になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。